02 November 2008

台北小紀行


 初アジア一人旅は台湾にした。失効していた莫大な航空マイレージを取り返す為の出国だったが、すっかり台湾に魅せられての帰還。イラ・フォルモサ!
 限られた日数なので台北中心の旅に。正解。いや、それでも果たせないノルマ。ごめんよ、4日であなたを知ろうなんて僕の間違いだった。

 最大の魅惑?観光地はさて置いて庶民の目線で楽しめる「夜市」だ。楽しげな漢字。市内に点在する夜市それぞれに特色があるようで、訪れた士林夜市は特に若者に溢れていた。目抜き通りから入った路地は週末の原宿竹下通り。アパレルに雑貨店が並び、奥には小吃(小料理)の屋台がひしめく。夜的購意食欲(?)に導かれた市民は買い物の戦利品を片手に小吃を頬張る。見たこと無い文字のように走る路地を抜けるとペットショプや屋台ゲームまで。気付くと時計の針はあっという間に進んでいた。そういえば僕は人混みが苦手だ
ったのに。
 しかし夜市の大王(日本語で言えば王様、台湾の店看板で見かける)は台湾第2の都市・基隆の廟口夜市だ。今日は隅田川花火?そんな人集りの出店界隈は圧巻。屋台の前の狭いテーブルを囲む家族、友人、恋人は話に花を咲かせ胃袋を満たしていく。五感全てに容赦ない刺激。ここに行かずして台湾を語るなかれ。
 台湾の食、美味過ぎ、舌鼓持たず。大陸中華は何でもあるが、僕は専ら出店の小吃を啄んだ。齧ると詰まった豚肉とネギが絶妙に口の中で踊り出す胡椒餅。素朴な味が癖になる切仔麺。口に運ぶと奇蹟の堤防を決壊させる小龍包。遠い片思いのように爽やかに甘い愛玉冰…。

 食べ歩きに耽った翌朝でも目覚ましで飛び起きて向かったのは龍山寺。台北だけでも寺は無数だが、朝8時からのこの寺は逃せない。線香の煙が立ち上る中、黒い道着を纏った信徒が般若心経を手に一斉に読経するのは圧巻だ。日本のそれと違う音感。本堂中央に立つお釈迦様は微動だにせず聞き入っていた。 
 夕刻、メトロを北に北投温泉へ。箱根のような感がしなくもない。日曜夜の公衆浴場は常連で一杯。大半がペットボトルに水持参と筋金入。水着着用だがそれでも温泉は格別だ。
 フォルモサ。あなたが育んだ凍頂烏龍の風味、茶店での贅沢な一時は忘れられない。今度行くことがあれば、少しでも中国語を覚えたい。あなたとお話が出来るように。
 ハワイじゃない。すぐそこに台湾があるのだ。■













追記:見てしまったのです。
http://jp.youtube.com/watch?v=Rewa7RaPzQM

6 comments:

Anonymous said...

え、ちょっと台北はいついって来たの?
私は先月に行ってきたばっかりだよ。facebook、要参考。教えてくれれば現地の友達紹介したのに。日本語のできる台湾人、英語をしゃべる台湾人、サンバ踊るブラジル人、より取り見取りだったのに!!!

hisa said...

旅行の充実振りが伝わってきました。
中国や台湾って、食事が美味しそうでいいですね。
台湾は飛行機の乗換えで半日過ごしたことがありましたが、それだけでも楽しんだことを今でも覚えています。
う~ん。屋台の飯がうまそうだな。

Ken DeNeri said...

anony-mi - 約一週前です。へえ、地球の裏以外にも寄り道をするんだね。知っていればねえ、次回是非に。

hisa - そうだよね。今度胃袋送ってくれればもっと食っとくよ。

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